この記事ではお金のかからない中学生の勉強方法について解説します。
毎月、塾の授業料を払うのはとても大変ですよね。
子供の成績を伸ばすためにはお金が必要と思われていますが、お金のかからない勉強方法もあります。
安い授業料の塾は使い方を間違えなければ十分役に立ちますので、その利用方法も解説します。
是非、最後まで読んで下さい。
1.子供の成績が伸びる原理
みなさん、子供の成績が伸びる原理をご存知ですか?
子供の成績は以下の順序に従って伸びるようになっていきます。
①学校や塾での説明
↓
②理解
↓
③練習
↓
④成果(結果)
まず最初に、学校や塾の授業で公式や文法、人物、場所などの解説が行われます。
私の経験上、この段階でほとんどの子供は全てを理解することができています。
次に、理解した公式や文法について基礎問題の演習が授業で行われます。
この時、解答の説明を学校の教師や塾の講師が行います。
教師や講師は教えるプロフェッショナルなので、ここでもほとんどの生徒が理解する事が出来ます。
次に、問題集などを用いて基礎・応用問題の練習を行います。
練習の作業は学校では行わず、家で宿題や自習などの形で行います。
最後に、練習した成果がテストなどで結果として表れるのです。
ここまでの解説で成績を伸ばすために最も大切なことはわかりますか?
勉強方法で最も大切なのは習った公式や文法を使って、問題を解く練習をする作業です。
学校では時間が足りないので、練習は家で宿題や自習などとして行います。
しかし、この練習の作業がしっかり出来る人と出来ない人で成績に差が付いてしまいます。
そして、成績が伸びない人というのは練習ができていない人がほとんどです。
自分で練習が出来ない理由は「サボり癖」ではく、学校で理解したことを忘れてしまうためです。
わからない(やり方を忘れた)問題に出会うと、多くの子供は途中で諦めてしまうのです。
このわからない部分を補うために、塾や家庭教師を利用することになります。
塾や家庭教師では週に1~2回の授業が標準的だと思います。
しかし、成績が中位以下の子供には、週1~2回の授業では足りません。
私も授業のコマ数がどれだけ成績に影響するかを試したことがあります。
その結果、週に4回以上授業を行うと学年でほぼ最下位だった生徒でも、上位に進出できることがわかりました。
ということで、子供の成績をお金をかけて伸ばすのであれば週4回以上の塾または家庭教師が必要と覚えておいて下さい。
2.安い金額で成績を伸ばす
塾の授業料の相場は1教科8,000~15,000円(1ヶ月)です。
英数理社の4教科だと月に4万円ほどかかります。
塾の場合、この料金の他に夏・冬期講習で十数万円が別途必要になります。
家庭教師の授業料の相場は1コマ(60~90分)5,000円~10,000万円と大変高価です。
家庭教師は塾に比べて、生徒の苦手教科やわからない単元に特化して指導してくれるので、成績を伸ばすには非常に有効な方法です。
しかし、授業料が高すぎます。
週に4回お願いしたら、1ヶ月に20万円近く費用がかかります。
一般的には、家庭教師よりも費用が安くあがる、塾を利用すると思います。
そこで、塾(予備校)の仕組みについて説明します。
塾の内部では、生徒達を成績で上位20%と下位の80%に分けています。
塾にとって成績上位20%の生徒は本物の塾生です。
彼らは有名な学校へ進学してくれて、塾の成果を上げてくれます。
塾としてはお金を払ってでも欲しい人材です。
通常、塾では成績上位20%の生徒を特待生として扱います(授業料の免除や割引など)。
成績上位20%の生徒は塾の負担も減らしてくれます。
彼らは自分からどんどん勉強してくれるので、ほとんど手がかからないのです。
塾にとって成績が上位20%に入らない残りの生徒はお客さんになります。
お客さんには授業料を払ってもらうことが事が最大の目的になります。
塾はお客さんである生徒を優しく丁寧に扱うことで、塾を辞めさせないように努力します。
宿題をやってこなくても叱ったりはしません。
本当はテストの点数が悪いことよりも、宿題をやってこないことに対して注意をするべきなのですが・・・。
一般の塾では、お客さんである生徒の成績が上がることを目的としていません。
成績下位の生徒の成績を上げるのは、とても手がかかるからです。
現状維持で十分なのです。
保護者も子供も現状維持さえしていれば、いつかは成績が上がると信じることが出来ます。
3.子供の成績を伸ばす方法
次に、子供の成績を伸ばす実践方法を解説します。
子供の成績を本気で伸ばしたければ、やる気のない塾に任せていてはいけません。
生徒自身が自分でがんばるのです。
でも、その頑張り方がわからないですよね。
前述の通り、子供が勉強を頑張れない一番の理由はわからない問題を自分の力でクリアすることが出来ないからです。
「練習」のときに、わからない問題で手を止めないことが最も重要になります。
解決方法は親または家庭教師が常に子供のそばに付き添い、手が止まりそうになったら助けることです。
しかし、現実的にこの方法は不可能です。
時間もお金も足りません。
私の経験上、子供の手が止まってしまう問題を解決する最も実用的な方法は、
スタディサプリというアプリを使って自宅のスマホやタブレットで勉強することでした。
スタディサプリは専門講師による講義動画を使って、家庭教師のような役割を果たしてくれます。
全5教科1万本以上の動画を見放題で使用することができます。
家で生徒が独りで自習をする時に、わからない問題があったら、
スタディサプリを使って自分で問題を解決して勉強を続けることが可能です。
しかし、スタディサプリも万能ではありません。
そこで、解決できない問題の解き方を説明してもらうために、塾には入っておいた方がいいです。
この塾は授業が目的ではないので、立派な講師は必要ありません。
また、講師の問題解説がヘタな場合はすぐに塾を変えるべきです。
私のオススメは政治政党関係者が運営している個人塾(寺子屋)です。
理由は授業料がとても安いからです。
1ヶ月の授業料は1~5千円程度です。
講師はたいていの場合、定年退職した中学の教師が務めているので安心です。
政党関係者が運営している塾は慈善事業が目的です。
多少の授業料も貰っているので、表立って政治活動をすることもできません
(公職選挙法に引っかかってしまいますからね)。
頼まれても政党機関紙を購読させられるくらいです。
このくらいは子供がお世話になっている間は我慢しましょう。
この塾では授業をほとんど受けずに、わからない問題を解説して貰うことを主な目的とします。
ちなみに、教会やお寺などの宗教関係が運営する学習塾はあまりお勧めしません。
安い授業料の代わりに、寄付やお布施を求められる可能性があります。
今日紹介したスタディサプリと安い塾の組み合わせで、成績が中位の子供は十分だと思います。
確実に成績が伸びます。
実際、私もこの方法で子供たちの成績を伸ばしているので、自信があります。
スタディサプリなら1ヶ月の使用料は980円なので、塾と合わせても6,000円以内に収まります。
スタディサプリは14日間の無料お試し期間があります。
しかし、私のオススメの使い方は3ヶ月くらい使い続けてみることです。
勉強方法が定着してくると、成績が一気に伸びますので。
教育とお金の問題は切実だと常々感じています。
お金がないからという理由で勉強を諦めずに、原理原則と最新のテクノロジーをうまく利用して、子供の成績を伸ばしていきましょう。