7月18日放送のガイアの夜明けで、鹿児島県姶良(あいら)市にある株式会社樹楽の料理人梛木春幸(なぎしゅんこう)さんの「桜島灰干し」という料理法が紹介されます。
そこで、桜島灰干しの料理を徹底調査してみました。
更に、桜島灰干しの商品の価格や、通販の注文方法についても調査してみました。
1.梛木春幸さんの桜島灰干し
梛木春幸さんは、鹿児島県出身ですが、元々は京都の料亭で料理人をしていました。
地元に戻った時に、鹿児島では魚離れが進んでいたので、食べやすい干物などを作ることで地元の漁師さんや漁協の力になりたいと思い、桜島灰干しを開発したそうです。
灰干しとは、火山灰を使って魚の干物を作る方法です。
火山灰によって、魚の水分が抜かれ、水分とともに魚の臭みが抜けます。
更に、水分を抜きながら、火山灰でじっくり熟成することで、魚のうまみが増すのです。
原理的には、天日干しの干物と同じですが、灰干しでは魚の水分を自然乾燥ではなく、灰で抜くことによって、魚の臭みを抜くことができます。
桜島灰干しでは、その名の通り、桜島の火山灰を使用します。
よく水洗いした灰を、約20日間天日干しした後、更にオーブンで1時間焼き上げることによって灰を完全消毒しています。
桜島の火山灰と天然塩麹で作られた桜島灰干しは、魚をとてもまろやかで深みのある味に仕上げるそうです。
桜島灰干しの原料となる魚は、全て地元でとれた魚です。
桜島灰干しは、フライパンで簡単に調理ができるようにと、一つ一つ手作業で骨抜きがされ、すべて切り身にして作られています。
2.桜島灰干しの商品
現在、梛木春幸さんのお店「樹楽」では複数の桜島灰干しが販売されています。
桜島灰干し あかぼう 350円
出典 http://rakuraku.shop-pro.jp/
「あかぼう」とは、スズキ目の「ハチビキ」という魚のことです。
千葉から沖縄の、比較的暖かい海に生息しています。
カツオのような赤身の魚で、味は淡泊でくせがありません。
関西では、よく食べられているようですが、鹿児島ではあまり好まれていませんでした。
しかし、桜島灰干しによって、そのおいしさが引き出されたそうです。
桜島灰干し ぶり 350円
出典 http://rakuraku.shop-pro.jp/
みなさんご存知の出世魚です。
刺身、塩焼き、煮付けなどどんな方法で食べても美味しいですが、桜島灰干しにすると、その「うまみ」がますます引き出され
梛木春幸さん一押しの奇跡の干物
として仕上がっているそうです。
桜島灰干し エイヒレ 350円
出典 http://rakuraku.shop-pro.jp/
エイヒレは燻製や干物として酒の肴に重宝されますが、桜島灰干しでも美味しくいただけます。
桜島灰干し しいたけ 450円
出典 http://rakuraku.shop-pro.jp/
しいたけは、アミノ酸をたくさん含んでいるので、乾燥させるとうまみが増します。
ただ、普通に乾燥させると、シイタケの独特な臭みが残ってしまい、この臭みが苦手という人もいます。
桜島灰干しでは、うまみだけを上手く残して、美味しいシイタケの干物を作ることができます。
このほかにも、桜島灰干し手羽先2本500円や桜島灰干し骨付きモモ肉3300円などを購入することができます。
出典 http://rakuraku.shop-pro.jp/
3.桜島灰干しの購入方法
桜島灰干しは梛木春幸さんの会社「樹楽」のホームページよりオンラインショップで購入することができます。
株式会社樹楽
鹿児島県姶良市加治木町木田2344番地4
電話0995-73-3812
サービス名 薩摩の宝
桜島灰干しは、一品一品手作業で、丁寧に作られているので、一度に大量に作ることができないそうです。
試食してみたいという方は、早めに注文をした方が良いと思います。