東京都の「都」の理由について解説します

みなさん、こんにちは。

東京都知事の小池百合子氏率いる、

「都民ファーストの会」と

「希望の党」が猛威を振るっていますね。

さて、小池フィーバーは

これからの国政に

どのように影響してくるのか

注視しておきましょう。

ところで、

みなさんは、どうして東京都だけが

「都」なのかご存知でしょうか?

今日の記事では

東京都の「都」の理由について

簡単に解説したいと思います。

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1.東京都の前は東京府だった

日本には現在

1都1道2府43県

合計47の都道府県があります。

その中で「都」と示されているのは

東京都だけです。

「都」の説明の前に

「府」について説明します。

現在、府を名乗っているのは

ご存知の通り、大阪府と京都府だけです。

では、「府」とは一体何でしょうか。

「府」の由来は

江戸時代の幕府直轄領が

明治政府の直轄領に

なったことから始まります。

当初、明治政府は重要な直轄領である

三都(江戸、大坂、京)と

開港五港

(函館、横浜、新潟、神戸、長崎)

を府とし、その他を「県」としました。

その後、東京府、大阪府、京都府以外は

全て県になりました。

ということで、「府」というのは

歴史的な関係でつけられた名称で

府と県には大きな差はないのです。

東京都も最初は東京府だったのですね。


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2.東京都への移行

次に、何故、

大阪と京都は「府」のままで

東京だけが「都」

になったのでしょうか。

東京都は日本の首都だから

「都」であるかというと

そういうわけではありません。

実際、大阪府と大阪市は

統合によって大阪都を作る

「大阪都構想」を計画していました。

それでは、なぜ、大阪府と大阪市は

大阪都を目指したのでしょうか?

その原因は、

大阪府と大阪市の間で

二重行政が生じてしまい

事務手続きの効率が

非常に悪かったからです。

例えば、大阪市は

市内で水道事業を行っていましたが

大阪府も同様に

大阪市内で大阪市とは別に

水道事業を行っていたのです。

大阪市の水道事業は

市内への給水-浄水-配水

を行っていましたが

大阪府の水道事業は

大阪市以外の市町村への

給水-浄水-配水業務

を行っていました。

つまり、

大阪市内に府と市で別々の

水道施設を持っていたのです。

その為、

施設の維持費や人件費などにおいて

無駄なコストがかさんでいました。

水道事業の他にも、

大学や病院、都市開発において

大阪府と大阪市は

別々に事業を進めた結果

非常に多くの無駄を生んでいました。

このような状態を、大阪では

大阪府と大阪市の不幸せ(府市あわせ)

と呼んでいました。

この大阪府と大阪市による

非効率的な二重行政を解消するために

橋下徹元大阪市長は「大阪都構想」

を打ち出したのです。

橋下元市長は

大阪府と大阪市を廃止して

大阪都を立ち上げることを試みましたが

サービス低下などの理由から

市民の同意が得られず

「大阪都構想」は道半ばで

挫折してしまいました。

実は、

東京府が東京都になったのも

大阪と同じ理由でした。

東京が「都」になる前は

東京府の中心には東京市があり

大阪と同様に

市と府の事務負担が曖昧になり

二重行政に悩まされていたのです。

しかし、大阪とは異なり

東京は「府」から「都」への変換を

スムーズに実施することが出来ました。

その理由は、太平洋戦争にありました。

戦時中、東京は首都として

最重点的に防衛する必要がありました。

大規模な空襲に備えるために

防空体制の整備が急務だったのです。

しかし、

当時の東京府と東京市の二重行政のため

防空体制の整備を効率的に行うことが

出来なかったのです。

そこで、

国は東京府と東京市を廃止し

東京都とすることで

二重行政の解消を狙ったのです。

この時は、戦時中だったために

大阪市のように住民投票などは行われず

戦時法制として東京都制は

ほんとんど議論をされることも無く

可決され、東京都が誕生しました。

結局、東京も大阪も

大都市ならではの悩みを解消するために

府から都へと移行しようとしました。

時代の流れで、

結果は東京だけが「都」になりましたが

現代であれば、東京府の都への移行も

苦戦していたかもしれません。

政治に関して素人の私には

「都」と「府」のどちらが正解なのかは

わかりませんが

政治家の方には

住みよい町作りのために

頑張って欲しいと思います。

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